ポータルサイトの歴史
インターネットにおける入口とも呼べるポータルサイト。
この前進となった物の誕生は1990年の事で、当時マギル大学の学生が開発したクライアント・サーバ型システムであるArchieだと言われています。
その後1991年にミネソタ大学が開発したテキストベースの情報検索システムであるGopherの登場を経て、1994年にブライアン・ピンカートンによって最初の全文検索エンジンであるWeb Crawlerが誕生しました。
これ等3つはポータルサイトの前身と呼ばれていましたが、この歴史に大きな転換点が起きたのは1994年の事です。
当時のスタンフォード大学の学生楊致遠とデビッド・ファイロがネットサーフィン中に見つけた興味深いページを纏めたサイトを公開。
ジャンル別に検索し易かったという事もあってこのサイトは大きな評判を呼び1年後、事業に着手したこの2人によって世界最初のポータルサイトであるYahooへと生まれ変わりました。
以後Yahooに続く様にGoogleを始めとした様々なポータルサイトが出現していき、現在に至ります。
検索エンジンの歴史
インターネットの発達は検索エンジンの発達と密接な関係があります。
自由を重視する環境であるインターネットなのでホームページやドメイン、ファイル共有までなんでもやれます。
そのため、知識が無差別にアップされてしまうのでほしい情報を探すのがとても難しいという問題がありました。
そこで登場したのが検索エンジンです。
カテゴリ、キーワード化、インデックス化など、情報を一元的にまとめることで得られる整理された情報は新たな知識を産んでくれます。
ただし、整理する方法についてはエンジン側に任されていることから間違った情報を整理することもよくあります。
インターネットの利用は検索エンジンに限らず、自身での最終的な判断が必要になるので注意が必要です。
ただし、この点についても人工知能技術の発達でカバーできると言われており、人間の生活すべてがインターネット、そして検索エンジンなどの新しい知識の集合体にサポートされる日も近いと考えられています。
ノートパソコンとタブレットのシェアは今後どうなってくるか
スマートフォンの普及に従って、インターネットやメールの手段がとても身近になってきました。
また最近の流れとして、スマホのディスプレイの大型化が進んできており、タブレットとのボーダーがなくなってきています。
一方で、薄型ノートパソコンの進化と、タブレット用外付けキーボードカバー等の普及によってノートパソコンとタブレットのボーダーもまた、なくなろうとしています。
今後、それぞれのシェアや棲み分けはどのように進んでいくのでしょうか。
それはタッチパネルと、物理キーボードとのシェア争いということになります。
ノートパソコンのタッチパッド搭載が標準的になってからも、マウスの需要がなくなることはありませんでした。
同様に、タッチパネルや音声入力の技術が進んでいっても、キーボードの需要はなくならないでしょう。
セパレート式のパソコンが普及しているのも、どちらのニーズにも応えるからです。
デスクトップパソコンと同様に、今後、各社共通の標準規格ができれば、ディスプレイ、キーボードを「別々に買って、組み合わせる」という時代になっていくでしょう。
ヤフーがグーグルと手を結び検索エンジンにグーグルを採用したのは何故か
インターネットでこれまでにいくつかのビックイベントがありました。
その一つがヤフーがグーグルの検索エンジンを利用することにしたことです。
それまで検索エンジンは独自のエンジンを利用し、かなりの利用者がいたヤフーですが、検索エンジンを捨ててグーグルのエンジンを利用することにしました。
これについてはいくつかの理由が上げられており、エンジンの開発が大変であり、自社ではブレークスルーが期待できないことから他のエンジンを探していた、その際、グーグル側からエンジンだけの提供で、広告はヤフーのものを使っても良いという契約ができたからと言われています。
ヤフーの場合は広告収入が重要ですから、エンジンと広告が分けられ、しかも今後も賢くなる検索エンジンを使えるなら理想的な環境と考えたようです。
実際、ヤフーでの検索結果はグーグルと同一ですが、表示される広告はヤフーのものであり、ヤフーは検索エンジンを変えてもPVなどは減らずに収益アップができたと言われています。
ネット接続者がPCからスマホが増えてきた理由
ここ数年間で、インターネットを利用するネット接続者は急速にPCからスマホに移行しています。
スマホが増えてきた理由は様々ですが、根幹にあるのはスマホというデバイスが完全に日常生活の一部となり、誰もが持っている時代になったことです。
PCでインターネットを使うためには、まずPCそのものを用意し、プロバイダと契約するだけでなくパソコンの操作やOSの機能、ウェブブラウザの使い方まで覚える必要があります。
しかし、スマホであればスマホを購入する際の契約にインターネットの契約が含まれていることがほとんどで、スマホそのものの操作やウェブブラウザの使い方はユーザビリティが優れているため非常に簡単です。
また、スマホはどこにでも持ち歩くことが可能で、電車内や喫茶店など外出中にも利用できるのです。
屋内であっても、トイレや風呂などPCでは考えられなかった空間でインターネットに接続することができるようになったために、ネット接続者はスマホを利用することが増えているのです。